ランニング言いたい放題

ケニア人のフォームやベアフットランニングについて書いてるブログです。ご依頼・お問合せはhadashi.rc@gmail.comまでどうぞ。by須合拓也

速く走るために運動神経を向上させる方法その2~裸足でのトレーニング~

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前の記事(速く走るために運動神経を向上させる方法について)で運動神経についてとその能力を向上させる方法を書きましたが、その続編です。

 

運動神経とは「多種多様で複雑な動きが脳内でパターン化されており、瞬時に組み合わせて実行できる能力」とも言えることを説明しましたが、運動神経の構成要素にはもう一つ重要な面があると考えています。

今回は運動神経のもう一つの構成要素とそのトレーニング方法について書いていきたいと思います。

 

運動神経の意味は「スポーツや技能などを巧みにこなす能力」ですが、あらゆるスポーツで技能を巧みにこなすには多種多様な動きができるだけではありません。

あらゆる動作を目的とするところにそって正確に出来るという面もあります。

以降、「運動の正確性」と呼称します。

 

テニスの試合でライン上にスマッシュを何度も決めることが出来る選手もいますが、もし運動の正確性が無かったら狙ったところから外れるし、そもそもボールがラケットにあたらないしと、目も当てられないことになりますね。

 

通常、正確性も運動に求められるスピードや労力が上がれば上がるほど落ちていきます。

走るときも速度が速い時や距離が長くなってくるとフォームが崩れてきやすいと思います。

ランニングにも言えることなのです。

 

もう少し運動の正確性について説明していきます。

 

正確性の差が出る要因の一つに、脳内でどこまで身体を正確に認識出来ているかがあります。

専門的にはボディイメージだとか、ボディマップといった用語がありますが、それに近いことだと思います。

 

要はまっすぐ歩こうと思ったときに、本当にまっすぐ歩けているかという問題です。

簡単な話に思えるかもしれませんが、おそらくほとんどの方には出来ていないことだと思います。

 

リングワンデリングという言葉をご存知でしょうか。

開けた広い平らな場所で霧など視界が悪い時に歩くと、いつの間にか元の場所に戻ってしまったり、同じところをぐるぐる回ってしまったりする現象のことを言います。

 

人はまっすぐ進んでいるようで大抵はそうではありません。

なので目標物や現在地を視覚的に認識できない状況になると曲がって歩いてしまうのです。

 

これは例え目が見えていても影響があります。

真正面に進むことについて誤差が大きい人、例えば1歩で右に1度ずれてしまう人は一歩ごとに、半ば無意識的に軌道を修正しているのです。

これは誤差が少なければ修正する必要のないものです。

その分余計に労力を使うことになります。

 

一歩ごとに1度ずれる人はなかなかいないとは思いますが、これが0.1度だとしても、軌道修正しなければ、たった3600歩で人は360度回ってしまいます。

 

脳内に描いた運動のイメージと現実の運動との誤差は完全に無くすることは不可能ですが、極力少ない方がランニングでも有利に働くでしょう。

 

それではどのようにして運動の正確性を身につけるか、練習方法を書いていきたいと思います。

 

練習方法は基本的には非常にシンプルです。

目を開いているときと閉じているときとで同じ動作が出来るかどうかを確認する形になります。

 

例えば前ならえです。

1.目を開いている状態で前ならえをする

2.両手の位置を覚えておく

3.手を下す

4.目を閉じて1.と同じ位置と思われるところまで前ならえをする

5.目を開けて位置に差が無いか、両手が揃っているか確認する

 

これだけです。

これが手だと結構簡単ですが、問題は足です。

 

例えばまっすぐ立っている状態で足から30cmほど前にコインを置き、目を閉じてコインの上に右足の”親指”を置けるかどうか、という練習です。

あとは1mくらいの細い紐の上を目を閉じて継ぎ足歩行(タンデム歩行とも)などもあります。

 

やっていただくとわかると思いますが、結構難しいです。

これらの練習は当然裸足でやったほうが効果が高いです。

足裏は非常に多くのセンサーが密集しており、体が今どのような状況かを知る良い手掛かりになります。

 

この練習はもっと言うと目に頼らないで、他の感覚器官により体の動きを制御する練習でもあります。

 

ランニングするときに自分の体の動きを見ながら走る人はいません。

目は進行方向や地面の状況を知ることに使われます。

 

なのでランニングフォームを映像で見た時に自分のイメージとは違った、あまり良くないものになってしまうこともあります。

原因は、脳のイメージと実際の動きに誤差があるからです。

 

運動の正確性が無いと、方向を修正する必要が出てくるだけでなく、体の各部位の動きレベルでも非効率を生じることもあるのです。

 

なので自分の体の動きを目で見なくても把握するという練習は有用なトレーニングだと私は考えています。

特にこのような練習を裸足でやることは、自身の体の重心や動きをつかみやすく、トレーニング効果という点でシューズを履いているよりも遥かに効率的です。

 

室内でいつでも出来ますし、体も疲れないのでアクティブレストでの練習としても可能です。

またバリエーションも豊富に考えられます。

毎日同じことをやるよりは、少しずつ変化を加えた方がより正確性を磨くことができるでしょう。

ただし難しくしすぎて物にぶつかったり、転倒したりしないように気を付けてください。

 

みなさんも是非裸足で、目を閉じて自分のイメージ通り体を動かせるかどうか試してみてください。

 

↓良ければ一押し頂きたいです。

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