ランニング言いたい放題

日本ベアフットランニング協会公認コーチ、Vibram FiveFingers トータルアドバイザー。6歳からランナー、ケガに悩む→2014年靴を捨て裸足になる→2017年ケニアに行く|ケガしやすい自分のためにも楽で速い=究極のランニング目指してブログ配信中。記録やケガにお悩みのランナーにおススメです。お問合せ:hadashi.rc@gmail.com。by須合拓也

地面を感じられないO脚

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今回はランニングとO脚についての話です。

O脚というのは見た目もあまりいいとは言えませんが、それはランニングにおいても影響を及ぼすのではないかという考察についてまとめていきたいと思います。

 

日本人だとO脚の方は多いと思います。

私自身ももれなくO脚です。

なので、この記事は私にとっても耳の痛い話ではありますが、現実を直視すべく、筆を取った次第です。

 

O脚とはコトバンクによると下のように説明されています。

内反膝ともいう。足をそろえて立った場合に両膝関節の間が開くものをいう。

(中略)

両膝やくるぶしの間に指が,O脚で2本以上,X脚で3本以上入る

O脚(オーきゃく)とは - コトバンク

 

私は指が4本くらい入るので、残念ながらかなりのO脚です。

そしてO脚の私だからこそわかることがあります。

 

少し自慢になりますが長い競技歴のおかげで、その人の姿勢や動きで無駄な力が入っているかどうか、一目見ればわかりますし、その人がどのように自分の体を使っているのか、ある程度予想することができます。

それで他人の走りの動きや普段の姿勢から予想した体の使い方と、私の体の使い方はどうやら違うことに気が付きました。

 

それは何かと言うとO脚である私は、O脚でない人に比べて立っているだけで無駄に力を使っている、ということです。

自分の立ち姿勢と、足が真っすぐな人の立ち姿勢を比べると、明らかに私は全身の緊張が高く、真っすぐな人は自然とリラックス出来ているのです。

 

それについて私の率直な主観を述べると、私は「地面を感じられていない」のです。

 

私から見ると足が真っすぐな人は無駄に力が入ることもなく、本当に自然に立てていることが直感的にわかりますが、それに比べると私はふらふらするし、力んでいるし、ストレートに地面の感触を味わえていない、と昔から感じています。

 

他のO脚の方も私と同じように緊張が高めの人が多いように見えるので、恐らくこれは私だけではないでしょう。

ただ、自分と他の人で体の感覚が違うことなど普通は分からないor考えないでしょうし、比較対象がないと自分が力んでいるのかどうかはわからないので、少なくない人はこのことを自覚していないのではないかと思います。

 

これは私の主観なので、客観的な補足を書いておきます。

 

O脚は下半身の骨の配置、アライメントが崩れている状態です。

前から見て膝関節が開いているために荷重は外に逸れ易く、バランスが悪いです。

また、膝が内反、つまり内側を向いているために下腿、ふくらはぎが内側を向き、その結果足の内側縦アーチも落ち、平たく言うと偏平足気味になります。

まとめると動く時の力は分散しやすいし、立つだけでもバランス悪いのでふらふらするし、何なら足のアーチも崩れているのでバネもない、効率も悪ければ疲れやすい状態と言えます。

そして普段から力んでいるために足は太くなりやすいですし、ついでに血やリンパの循環が悪くなりがちなので、むくみやすく回復しづらいと考えられます。

 

この条件ですと、どんなスポーツであっても有利には働かないと思われますが、ことランニングにおいてもO脚はあまりよくありません。

 

まずバランスが悪いというのが大きいです。

走るサイクルの中に両足で立つ場面はありません。

左右片方の足でバランスを取らなければいけないので、バランスが悪いと余計に筋肉を使う必要が出てきます。

 

また力が分散してしまうと前に進む力が弱まってしまうので、ここでも余計に力を使わなくてはいけません。

 

下半身の骨の配置が曲がっていて、アーチも落ちているということは体のバネをうまく使うことができず、衝撃吸収及び弾性・反発力において不利になります。

 

そして何より、常に筋肉が緊張気味であるため、感覚が鈍いです。

足全体、いや体全体が常に緊張していると足裏の感覚や体の各部位の位置感覚が掴みづらいために、競技においてかなりマイナスになるでしょう。

 

人は地面に触れていないと力を十分に発揮できません。

自然と地に足つけられていない、地面を感じられないO脚は自分の力を活かせないのです。

 

他のスポーツでも不利になる可能性が高いでしょうが、少なくともランナーにとってO脚でいいことはほとんどないと思います。

これは世界トップクラスのランナーたちを見れば一目瞭然です。

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Sub 2 Hour Marathon – NIKE #BREAKING2 Attempt - YouTube

中央赤いシャツはマラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手、一番右は1500m・5000mの北米記録保持者のバーナード・ラガト選手です。

他の選手も皆速いランナーですが、見事に足が真っすぐですね。

O脚気味に見えるのは一番左の選手だけでしょうか。

 

O脚の多い日本人選手であってもトップレベルに近づけば近づくほどO脚の人は少なくなっていきます。

それだけO脚は不利だという一つの根拠になると思います。

 

ただ、必ずしもO脚の人が速くなれないかというとそうではありません。

 

恐らく無視できない不利な要素ではありますが、それだけでランナーの優越は決まりません。

ランナーの優越を決める要素はいろいろあり、O脚もその要素の一つにすぎません。

なので、そこまで悲観することはありません。(散々書いておいてあれですが)

 

また大多数のO脚は生まれつきの体の問題ではなく、生活習慣や個人の癖の問題だそうなので、矯正することができるとのことです。

私はその道の専門家ではないので矯正については詳しくはわかりません。

もし気になる方は専門家を訪ねて治してもらうのが手っ取り早いと思います。

そうでなくても生活習慣や癖を変えることでも治せるらしいです。

私も昔からO脚のデメリットは認識していましたが、そろそろどうにか直そうと思っています。

 

一応念のために書いておきますが、O脚を治そうとする場合、知識のない方が自己流でやることはあまりお勧めしません。

もし、本当に治そうと思うのであれば、専門家に相談したほうがいいでしょう。

 

今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。

ランニングの参考にしていただけたら幸いです。

 

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