ランニング言いたい放題

日本ベアフットランニング協会公認コーチ、Vibram FiveFingers トータルアドバイザー。6歳からランナー、ケガに悩む→2014年靴を捨て裸足になる→2017年ケニアに行く|ケガしやすい自分のためにも楽で速い=究極のランニング目指してブログ配信中。記録やケガにお悩みのランナーにおススメです。お問合せ:hadashi.rc@gmail.com。by須合拓也

日本人は何故足が太く短くなったのか。そして細くなるのか。

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私の個人的な悩みですが、私はずっとランナーでありながらも平均を下回る短足です。

また太さもあまり細くはありません。

 

対してケニアに行ったときに見たケニア人ランナーは皆一様に足が長くて細かったです。

私は学生時代も陸上部でしたが、日本人ランナーはケニア人と比べるとどうしても足は太く短いです。

ケニア人のような足の長さ・細さを持つ日本人はランナーの中であっても極めて稀と言って差し支えないでしょう。

 

日本人もケニア人も動物としては同じ種のホモ・サピエンスであるので、本来であれば体型の差は出ない、つまり日本人の集団とケニア人の集団ではっきり分かれるようなことは無いはずですが、現実は体型で見分けがついてしまうくらいの差があります。

 

今回は何故このような差が出るのか考察してまとめてみました。

 

まず前提として日本人の体型には必ず理由があると規定します。

日本人の体型は日本人が今まで生存してくる上で何らかのメリットがあった、つまり短足で足が太いほうが生き残るのに有利であったと仮定するという意味です。

 

短足かつ足が太くて何が有利かというと、これは日本の地形が関係あると私は考えています。

日本の地形は皆さまご存知の通り、山が多いです。

日本の国土の約73%は山地が占めるとのことです。

しかもその山地(河川も含む)は急こう配であることが多いです。

(参考リンク:日本の地理 - Wikipedia

 

人が日常を生きていく上では今も昔も「移動する」というのは必須です。

しかも昔に至っては移動手段は自らの足に頼らざるをえません。

つまり日本人は日常的に急こう配な山地を移動しなければならない環境にありました。

 

こうなってくると急こう配の上り下りに有利な人のほうが日本で過ごす上では有利です。

以前、トレイルランナーとマラソンランナーに求められる資質の違い - ランニング言いたい放題 でも書きましたが、上りにおいては足が短いほうがトルクを考えると上りやすいので有利です。

また足に筋肉があって、上半身はほっそりして軽いほうが急激な坂を上りやすいという側面もあります。

足が短く、筋肉質で、上半身はほっそりしている…まさに典型的な日本人体型になります。

 

 

この体型は下りでも有利になります。

 

下りでも足が長い=ストライドが長いと、足への衝撃が強すぎて負担が大きくなることと、方向転換しにくくなるので事故の危険性が高まります。

かつトレイルの下りは斜度も地面の凹凸もランダムに入り乱れているので細かく調整できた方が安定して下れます。

ストライドが短く、高回転で回す方が理にかなっているのです。

 

しかも短足で下半身が筋肉質であることは、そうでない人(ケニア人)と比べて重心が下に位置することになります。

重心が低いと落下する際の加速度は減り、衝撃は少なくなるのでより一層有利です。

(上りにおいても重心が低いほうが安定していて、踏ん張って力を出しやすいのでこれもまた有利です)

 

因みにこの短く筋肉質な足に、ほっそりとした上半身であると日本で生き残るにあたってもう一つメリットがあります。

日本は急こう配の山地ですので、当然河川も急です。

かつ雨も多い気候となっています。

極めつけは海に囲まれて地震もかなり多いです。

 

もうお気づきかと思いますが日本は昔から非常に水害の多い地域でもあります。

河川の急激な氾濫や突発的な津波に代表される災害から生き残るには高いところに素早く移動できないといけないのです。

その為、より一層必要に駆られて上記の特徴を持った祖先が生き残ってきたために、子孫である私たちは同じような体型の人ばかりになったのでしょう。

 

つまり日本人は急こう配の山地に適応した山岳民族と言っても過言ではないのです。

 

良く日本人の骨格は外人と違って元々筋肉がつきにくいとか細いとか言われていますが、これは順序が違います。

元々同じ骨格だったのが日本の地形に適応して変化したのです。

 

現に現代の子供を観察していると親世代、或いはもっと上の世代に比べ、身長が高いだけでなく、足の長い人が明らかに増えているように感じます。

科学が発達して多様な移動手段に恵まれている現代の日本人は、既に急こう配の山地に適応してもメリットがほとんどないので、我々はだんだんケニア人の形に戻っていっているのだと考察します。

 

その戻るスピードは私個人では正確に予想することは無理ですが、案外100年後の日本人はみんな足の長さや細さがケニア人と大して変わらない体型になっているかもしれません。

 

これは補足ですが、既に現在足が短くて太い日本人であっても、上記を踏まえて体の使い方を変えたならば足の長さを変えることは確実に無理ですが、足を多少細くすることは可能性があると考えます。

何故なら日本人の体型は簡単にまとめてしまうとケニア人と体の使い方が異なるからで、その体の使い方をきっぱりと変えれば必然的に体型も変わるでしょう。

(ただし、今まで無意識的に身に着けてきた体の使い方を変えるというのは、それほど簡単なことではないです。念のため)

 

人にはそれぞれ生まれ持っての性質があり、どうしても細くなりにくい方もいらっしゃると思うので、一概に効果があるとは言えませんが、もしチャレンジしてみたいという方は以前書いた記事、日本人はケニア人のような細い足を獲得できるのか - ランニング言いたい放題 などを参考にしていただいたり、或いは直接質問していただいて構いません。

 

今回はこのあたりで筆を置きたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

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