「日本人は骨盤前傾ができない」なんてありえない
アフリカ系のランナーの特徴として走るときに骨盤前傾しているとよく言われています。
それと同時に日本人は骨格がどうのこうので骨盤前傾できないとも言われていますが、本当でしょうか。
結論から申し上げますと、そんなことはありえません。
そもそも「日本人は骨盤前傾ができない」というのは悪魔の証明です。
これを証明するためには日本人全員に一定期間あらゆる練習をしてもらって、一人も出来ないことを確認しなければなりません。
全く現実的じゃないですね。
せいぜい「日本人には骨盤前傾は難しいかもしれない」くらいしか言えないと思います。
(科学的な思考をお持ちなら世の中のあらゆることについて「~できない」なんて言えないです。なので「~できない」と言い切っちゃってる時点で科学的に怪しい、ということになります)
一方で日本人が骨盤前傾できることを証明するのは簡単です。
1人でも日本人で骨盤前傾ができていれば(一応)証明されたことになります。
そしてアフリカ系の方も日本人も生物学的にホモ・サピエンスという同じ種の動物です。
アフリカに出来て日本人にできないなんて考えにくいのではないでしょうか。
もしそれほど遺伝子に差があるならば、例えば日本人とケニア人の間に子供が生まれないか、ライガーのような子供になるのではないでしょうか。
まとめると、日本人にも骨盤前傾で走ることは十分可能だと推測できる、ということです。