日本人はケニア人のような細い足を獲得できるのか
ありがたいことに知り合いよりブログに関して質問を頂きまして、その方には既に回答済みですが、せっかくなので記事にまとめてみました。
今回のテーマは、果たして日本人はトレーニングによってケニア人のような細い足を獲得できるのか、です。
結論から言うとトレーニングによって十分可能性があると考えられます。
まず日本人の下半身、特にふくらはぎが太い理由ですが、前の記事(平らな地面とシューズが体を歪めていく - ランニング言いたい放題)でも触れたとおり、下半身を主に使って姿勢制御など行っているためと考えています。
別の言い方をすると、日常動作におけるふくらはぎの使用頻度が高いのです。
これを是正しない限りはふくらはぎは太いままでしょう。
それではどうすればいいでしょうか。
ふくらはぎを使わないように意識するのは悪手です。
姿勢制御をはじめとする日常動作はほぼ100%無意識に行っているため、そもそも意識することが出来ない場合が多いです。
全く不可能というわけではありませんが、現実的ではないと考えます。
現実的に可能性があるだろうなと考えているのはやはりインターロックトレーニングによって体幹でバランスをとることを学習することでしょう。
(ケニア人に近づくための体幹連動トレーニング - ランニング言いたい放題)
まさにケニア人に倣うといった感じです。
日常動作において体幹の使用頻度を高くすることによって相対的にふくらはぎの使用頻度を下げるのです。
その為にはインターロックトレーニングで体幹の動的可動範囲を増やし、かつ無意識レベルで使用できるまで鍛える必要があります。
目安としては何も意識せずに立っているときにケニア人のような姿勢になることです。
すなわち骨盤が前傾していて腰が反り、背中が盛り上がる”S字”の形です。
この姿勢が取れると足の骨が垂直に並び、筋肉をあまり使わなくて済むようになります。
インターロックトレーニングを続けているとだんだんとこの姿勢が普通に取れるようになってきます。
外人モデルは皆スタイル抜群ですが、モデルたちもちょうどこの姿勢になっていることが多く見られます。
(参考:https://www.cosme.net/beautist/article/2023796)
この状態が持続することにより徐々にふくらはぎの筋肉は細くなっていくと考えられますが、実際にそれがどれだけの年月がかかるかはわかりません。
また、走りこんで足の筋肉が発達している人は恐らく効果が出にくいでしょう。
仮に成長期前の子供の時からインターロックトレーニングを行えば、その子はかなりケニア人に近い体形を獲得できるのではないでしょうか。
またランニング初心者のようにあまり筋肉がついていない人も可能性は高いでしょう。
体形はその人の先天的要素にも大きく影響を受けるので、どれだけ細くなるかはかなり個人差があるでしょうが、誰であってもインターロックトレーニングによって体幹を使えるようになれば、そうでない場合よりもかなり高い可能性で足が細くなると考えられるのではないでしょうか。
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