ベアフット系シューズまとめて勝手にレビュー
ベアフットランニングというと知らない方はハードルが高いだとか、痛そうだとか良く伺いますが、そんなに高度なものではありません。
また、いきなり裸足でやらなくても巷にはベアフット系シューズなるものもあります。
ベアフット系シューズであっても裸足に近いものが多いので、十分にベアフットランニングを体験することが可能です。
私も普段の練習ではベアフット系シューズを結構使っています。
今回はベアフット系シューズの個人的なレビューを書いていきたいと思いますので、ご参考にしていただければと思います。
※寡聞にして独断と偏見が入っていますので、どうかご了承ください。
・ワラーチ
大ベストセラーである「BONE TO RUN」に出てくるタラウマラ族、ララムリが使っていることで有名になったベアフット系シューズの先駆け的なアイテムです。
(引用:sports traveling メキシコ コッパー・キャニオン #02 ララムリと出会う | onyourmark MAG)
一見普通のサンダルですが紐できっちり踵までカバーしているため、走るときに浮いたりはしません。
ソールと紐のみで作られているため非常にシンプルで、足が解放されている感じを味わえます。
特に夏場におススメなシューズです。
ただし、ベアフット系シューズなので基本的に普通のシューズのようなサポートはほとんどなく、自分の体を上手く使わないといけません。
市販されているものでは「ルナサンダル」(LOTUS on the web / LUNA SANDALS(ルナサンダル))がありますが、私の周りのベアフットランナーは手作りがほとんどです。
Vibramソールと紐と簡単な工具があればできてしまうので、お手軽さでは群を抜いているでしょう。
なんでしたら使わなくなったビーチサンダルの鼻緒を取って紐を通せば出来てしまいます。(ズボラな私はこのタイプを作ったことがあります)
また、手作りの場合はオーダーメイドシューズの様に自分の足の形に合わせて作ることができます。
足の形そっくりなものや、わざと足の指を出したもの、人工芝や滑り止めシートを貼ったものなど、いろいろと工夫できます。
紐やソールを工夫すればカジュアルに使えるお洒落サンダルに変身するので、何足も自作している方もいらっしゃいます。
いきなり一人で作るのが不安な方は、ワラーチのワークショップに参加するといいでしょう。
色んな方が各地で開催されているので興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
なお寒い冬は使うのは難しいでしょう。
(冬でも関係なく使われている猛者もおりますが…)
あと手作りが得意でない方はとっつきにくいかもしれません。
・ランニング足袋「KINEYA MUTEKI」
ドラマの陸王で一躍有名になったランニング用に作られた足袋型の、日本オリジナルのベアフット系シューズです。
ベアフット系シューズなだけあって、非常に薄くて軽いです。
ソールの厚さは5mmの天然ゴムで普通のシューズのようなクッションやインソールはもちろん入ってません。
反発力も皆無で、まさに自身の身体能力と運動能力が問われるベアフットシューズです。
走り方が荒いとその分体に反動が返ってきますので、慣れないうちに無理は禁物ですが、慣れればフルマラソンも完走できます。
足袋の形をしているので、日本人にとって馴染み深いかもしれません。
私も始めて履いた時、足入れ感はかなり自然に感じました。
また普通のスニーカーと同じように紐でフィット感を調節できます。
ソールは薄くてフラットに作られているため一見滑りそうに見えますが、ベアフット系シューズ特有のソールの柔軟性により、地面の形に合わせて変化するので接する面積が広く、思った以上に滑りません。
MUTEKIでトレイルランをしたことがありますが、下りでもそれほど滑ることはありませんでした。
(流石に水にぬれた岩の上などは滑りましたが…)
履くときは足袋靴下や五本指の靴下、または裸足で使えます。
お値段も5000円(税別)とお手頃です。
ただし、ドラマの影響で品薄が続いており、手に入れるのは難しかったりしますが。。
私はMUTEKIを2足持っていました。
結構気に入っておりましたが、1足目は使用による引退、2足目はトラブルでケニアに置いてきてしまいました。
是非ともまた普通に買えるようにきねや足袋さんには期待せざるをえません。
・Vibram Five Fingers
言わずと知れた(?)元祖ベアフット系シューズです。
私が現在公私ともにお世話になっているシューズでもあります。
ソールが薄く、クッションや反発力がほとんどないのは他のベアフット系シューズと一緒ですが、何よりその特徴は5本に分かれた指の部分です。
普通のシューズを履いていると5本の指が動かなくなってしまう人が多いですが、Vibram Five Fingersを履いていると徐々に指が動くようになってきて、その意味でもトレーニングになります。
指の可動性により、他のベアフット系シューズよりも足裏が複雑に動くことが可能で、より地面に合わせて変化します。
Vibram Five Fingersを使って運動するには他のベアフット系シューズ同様に、上手く体を使うことが求められます。
その他の特徴として多くのモデルラインナップがあります。
ランニング用だけでなく、登山、トレーニング、ウォータースポーツ、カジュアルなど、用途に合わせて様々なモデルから選べます。
値段は前の二つに比べると1万円以上からとなるので敷居は少し高いですが、その価値はあると思います。
現在私はトレーニングだけでなく普段の生活がほぼVibramFiveFingersを使っているので詳細はいくらでも書けますが、それはまた別の記事に書きたいと思います。
ベアフットシューズのレビューでしたが、いかがでしょうか。
興味のある方は是非お試しいただければ幸いです。
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