ランニング言いたい放題

ケニア人のフォームやベアフットランニングについて書いてるブログです。ご依頼・お問合せはhadashi.rc@gmail.comまでどうぞ。by須合拓也

ランニングにおけるリラックスと、リラックスする具体的な方法

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ランニングに限らず、スポーツの場では「リラックス」という言葉が良く使われます。

そして誰もがリラックスすることは大事だと認識されていると思いますが、実際にリラックスは何を示すのか具体的に説明されることは少ないのではないでしょうか。

 

今回はスポーツの場で言われる「リラックス」について出来る限り詳しく考えてみたいと思います。

 

まずはリラックスの定義からですが、リラックスとは - コトバンクによると

 

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)くつろぐこと。ゆったりした気分になること。「部屋着に着がえてリラックスする」

 

大辞林 第三版の解説

( 名 ) スル

精神や肉体の緊張をほぐしてゆったりとすること。くつろぐこと。 「 -して試合に臨む」

 
とあります。
一言で表すなら「ゆったりする」「くつろぐ」が近いでしょうか。
 
ただ、激しい動きをするスポーツの中で「リラックス」という言葉は「ゆったりする」「くつろぐ」というよりも「余計な力を抜く」という意味で使われていることが多いと思います。
要するに「速く、大きく動く中でもゆったりする」=「余計な・無駄な力を抜く」といった意味になります。
 
この「余計な・無駄な力を抜く」というのが「リラックス」として進めていきます。
 
まず単に「力を抜く」との違いからです。
人は厳密な意味で完全に「力を抜く」ことはまずできません。
 
ただ座っているだけでもほぼ無意識のうちに脳や神経が全身の筋肉に対して、常に無数の命令を発しています。
その為に人は黙って座っていられるのです。
 
もし脳が事故や病気などで傷ついてしまい、無意識化で姿勢制御の命令を出せなくなると、体中の筋肉には異常が無いにもかかわらず、ふらついてまっすぐ歩けなかったり、背もたれの無い椅子に座り続けることが出来なくなったりします。
 
そして単に座っていたり、或いは立っていたりするだけでも、個人によってその中身はだいぶ違ったりもします。
 
人が姿勢を保つ仕組みはちょうど天秤に似ています。
血液の循環や運動により絶えず揺れている体を釣り合わせるように、体中にある筋肉が働いたり休んだりします。
例えば前後方向だけを考えると、前側と後ろ側の筋肉がちょうど同じくらい働くと
バランスが取れることになります。
前と後ろが同じだけ働けばバランスが取れるということは、どれだけ力が入っていても前後同じであれば釣り合うということです。
 
これが天秤と同じところですね。
左右に載せている錘が1gずつでも100kgずつでも天秤は釣り合います。
これが個人差のある所で、より少ない力で釣り合っている人がリラックスできていることになります。
(下の図でいうとBよりもAの方がリラックスしていることになります)f:id:akttsugou:20180718223248j:plain
人が姿勢を保つには大きな力は必ずしも必要ありませんが、人によってはかなり無駄に力を使っている方もいます。
しかも、これはほとんどの場合無意識で行われているため、本人が自発的に自覚することは非常に困難です。
更に、これが走るときになるとより複雑で厄介なことになります。
 
走るときの筋肉の動きをかなり簡略して、前進する筋肉群と止まる筋肉群の差によって前進すると考えると 
前進する筋肉群のエネルギー量 - 止まる筋肉群のエネルギー量
 = 前方への推進力(スピード)
となるでしょう。
例え同じスピードであっても前進する筋肉群も止まる筋肉群も大きく働いている人はそうでない人よりも効率が悪くなるであろうことは容易に想像できると思います。 
 
姿勢を維持する時ですら力が入りすぎている人は、走るときもより無駄に力を使っている可能性が高いです。
一見すると同じように走っていても中身はまるで別物で、力の入りすぎている人はアクセルとブレーキを同時に使っているようなものなので、そうでない人に比べるとスピードや効率の面で大きく劣ってしまいます。
 
力が入っているかそうでないかを判別するのは姿勢維持の時と同じく、難しいものですが、例えば足音が大きかったり、動き全体がカクカクしていたり、走っているだけなのに筋肉がつきやすかったりする方は「リラックス」が出来ていない可能性が高いでしょう。
 
最後にランニングにおいてリラックスするためにはどうしたらいいか、有用と思われる方法を一つだけ提示して終わりたいと思います。
 
その方法は「ベアフットランニング」です。
 
理由を説明します。
 
まず裸足で走るときは大きな力で地面を蹴ることができません。
何故なら現代の日本人の足裏はかなり退化しており、それほど強靭ではないため、普段クッション付きのランニングシューズでやっている前進する筋肉群と止まる筋肉群のエネルギーの総和が大きいような動きは、力が強すぎて痛いので出来ないと思います。
ベアフットランニングを続けていると無意識的に痛みを避けようとして無駄な力を使わない動きに変わってくると考えられます。
 
また前進する筋肉群と止まる筋肉群のエネルギーの総和が少なく、かつ差が大きいとベアフットランニングでもランニングシューズを使っているときのようなスピードを出せるようになってくると思われます。
 
つまりベアフットランニングで、ある程度の距離・スピードで痛みを感じずに走れるようになるということは、無駄な力が少なく、リラックスした走りができていると考えられます。
 
ただし、いきなりベアフットランニングを取り入れることはリスクが高いので、導入は慎重に行ってほしいです。
 
以上がランニングにおけるリラックスと、リラックスする具体的な方法でした。
お付き合いいただきありがとうございました。
 

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