ランニング言いたい放題

ケニア人のフォームやベアフットランニングについて書いてるブログです。ご依頼・お問合せはhadashi.rc@gmail.comまでどうぞ。by須合拓也

ケニア人のようにストライドを長くするたった1つの方法

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ケニア人のランニングフォームの特徴と言えば、ストライドの長さでしょう。

元々足の長さが違うということもあるが、それにしてもストライドは長く見えます。

実際にデータでも長いことは報告されており、ケニア人ランナーの強さの要因の一つとも言えると思います。

 

今回は何故ケニア人はストライドが長いのか、ケニア人のようにストライドを長くするにはどうしたらいいのかを説明していきたいと思います。

 

まず私のブログで度々引用させて頂いている日本人とケニア人の比較研究データから見てみましょう。

 

表1は被験者の身長と体重の平均などで、その下の表9は走ったときのステップ長(要するにストライド)や、ステップ頻度(つまりピッチですね)などがのっています。

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ケニア人長距離選手の生理学的・バイオメカニクス的特徴の究明より引用)

 

顕著に差が出てますね。

 

身長は1cmほどしか違わないのにストライド(ステップ長)は10cm以上違います。

ただこの研究の被験者では足の長さは平均的に6cm近くケニア人のほうが長いそうですが、それでも10cm以上違うのは大きいと思います。

(その辺り詳しくは引用元をご覧ください)

 

どうしてこれほど差が出ているのか。

足の長さは含まず、焦点を3つに絞って考えてみました。

(足の長さは何をしようが変えられないのでここでは無視します)

 

一つ目は”バランスのとり方”です。

 

このブログでケニア人は体幹の使い方が日本人と全然違っていて、ケニア人は体幹をうまく使って動いたりバランスを取ったりしているという話をしています。

走るときもまるで波のような重心の移動の軌跡に合わせて体幹でバランスを取っています。

”ルディシャの振り子”身に着けたいのはケニア人のように体幹で重心をコントロールする技術の記事を参照ください)

 

これがストライドの長さにも影響してくると考えています。

 

人間が左、或いは右の足を前後に振るときは、もう片方の足できちんと体重がのっていないといけません。

片足の真上に重心を持ってくるということですね。

 

ここでケニア人と日本人で差が出てきます。

日本人の場合は下半身、特にふくらはぎで上半身、重心を足の真上にもってきて、その体勢を下半身で維持しようとします。

 

ふくらはぎなど足の先の筋肉は力も持久力も少ないですし、更に重心の離れたところでコントロールするのは負担が大きすぎて無理があります。

その状態で浮かせた方の足を大きく前後振ったらバランスを崩して倒れてしまいます。

 

これがケニア人の場合、重心を体幹で地面についている足の真上に持っていき、重心の維持も体幹で行います。

その時ケニア人にとって足は”杖”みたいなものです。

杖の上でバランスをとるので、杖の部分は大きな労力を必要としません。

 

そして浮いている足を前後に動かすときも、体幹がカウンターバランスを取るように動くことが出来きます。

従ってどんな大きな反動が来ても、最も重い体幹部分がその分を相殺してくれるため、どんなに動いてもバランスを崩しにくいです。

 

片足で立っているときもこのような差が出ると考えられるなら、走っているときはこの差はより大きく現れてくるでしょう。

 

二つ目は”背中で地面を押す”です。

 

別の記事のケニア人と日本人の走る仕組みは全く違うケニア人の走り方は日本人と違い、足はアンカーとして、背中やお尻の筋肉が働いて弓のようにしなることにより体を前に出している、と書きました。

感覚的に表すと”背中で地面を押している”ような感じです。

 

対して日本人は下半身が動力なので、足で地面を蹴る・大きくスイングさせることによって進んでいます。

 

これを図で比較すると下のようになります。

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モデルは同じ体と仮定して、赤い三角がケニア人的な体幹から動く場合で、緑の三角が日本人的な下半身中心の動き方です。

図を見て頂ければ、あまり説明はいりませんね。

単純に動く長さが変わってくるからストライドも長くなるということです。

 

最後の三つ目は”前に長く飛ぶ”です。

 

ストライドの長さは単に足の長さで決まるものではありません。

走っているときは地面に両足ともついていない=飛んでいる時間があります。

当然ながらこの飛んでいる距離が長ければ長いほど、ストライドも長くなります。

 

日本人の多くは下半身を主に使って飛んでいます。

体幹部分の筋肉を動的に使える人は少なく、上半身は”お荷物”となっています。

体でもっとも筋肉や腱がある部位である体幹を使えていないことと、動かない体幹の代わりに下半身で重心の制御もしないといけないため、遠くへ飛べないのです。

 

これがケニア人の場合ですと、体幹自体が一つの大きなスプリングの様に働くことによってジャンプ力を発揮し、さらにその方向性も体幹で上手くコントロールできるため、前方に遠く飛ぶことが可能になっています。

 

このことは以前の記事、なぜマサイ族はベアフットで高く飛べるのか飛ばないケニア人に詳しく説明があります。

 

さて、ケニア人がストライドが長い理由を3つに分けて長々と説明してきましたが、要素としてはたった一つです。

体幹が使えているかどうか”ただこれだけです。

 

体幹でバランスをとり、体幹から長く動き、体幹で跳ねる・導く。

 

これが出来れば例え足は長くなくともストライドを伸ばすことが可能ではないかと考えています。

(実際、私個人ではGPSウォッチの計測からストライドが伸びていることが判明しています)

 

なので、ケニア人の様に体幹を使えるようにインターロックトレーニングを取り入れることをおススメします。

runner-takuya-sugo.hatenablog.com

 

体幹が動かせるようになってくると体の動きが変わってキレが出てくるということもありますが、何よりこれ楽しいんです

リズムに乗れて体が動かせるようになると面白くてしょうがないです。

本当に凄くおススメです。

 

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